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【バークレーから帰国しました】リアルに思うこと【このままではヤバイという肌感覚】2020/03/18

SUN AND MOON

2020/03/182020:03:18:11:31:38

【バークレーから帰国しました】リアルに思うこと【このままではヤバイという肌感覚】

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5日間のバークレー遠征から帰国しました。

戸隠に戻ると一面雪景色。

車の社外温度計によるとマイナス7℃。

静謐で身が引き締まるような環境に戻り、アメリカの社会に触れて感じたことをありのまま綴ります。

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早速ですが、ネガティヴなことを言ってしまいます。

一旦自分のことは棚上げさせていただき、感覚が新鮮なうちに感じたことを書きます。

その点、許容してお読み頂ければ幸いです。

海外生活が長い嫁さんが常日頃言っていた言葉がよくわかりました。

日本を客観的にもっと見る尺度があった方が良いよ、と。

実はアメリカは私は初でした。

私がアメリカにいたのはわずか5日ですが、日本に帰国し成田空港の穏便な空気感に触れるや否や

「ヤバイ」
 

と思いました。

「久しぶりの日本は落ち着く」

ではありません。

「ヤバイ」
 

という肌感覚であり感情です。

カリフォルニア大学バークレー校の近郊にはカフェが沢山あり、キャンパス外とは言え、学生が猛烈に勉強していました。
 

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もちろん二十歳前後のため、初々しさがありますが、顔つきは真剣で芯が強い印象です。

細かく見た訳ではありませんが、スマホでゲームをしている学生は一人もいませんでした。

テクノロジーやサイエンスで世界を変えていくような発明を行う人材がゴロゴロいる大学ですので、そもそも学生のレベルが違うと言えますが、超高水準の若者が集まってくる風土と環境を作り出しているwhy?を併せて考えることが最も大切かと。

そして

「彼らの心に火をつけているものは一体何か?」

の問いをつきつめること。

ところで

タクシーの運転手さんの対応が人生で一番良い5日間でした。

行きたいところを伝えると、その場でスマホですぐに調べて10秒以内に検索し「This is OK?」と必ず確認してくれます。

こちらの意図の的確な把握と言葉がけの仕方がスマート。道中も配慮ある温かな言葉だけと、有益な情報を教えてくれます。

この点、ニュアンスをより伝わりやすく嫁さんのFacebookの投稿を引用します。

接客業の私がアメリカに来て思う事色々。(興味のない方はスルーしてください)

サービスも、親切も、フレンドリーさも、全てお金に直結していると感じます。

これは、ややもすると、「お金がモノを言う」と解釈されそうですが、そうではなく。

接客する側は、自分のすべての言動が、即時評価につながり、チップの値段になるわけです。

高校生からバイトして、この方式が普通で生きていると、自然と日常でも親切&フレンドリーになるような気がします。

あと、アメリカにいると、日本人はお金をいただくことに罪悪感を持つ人種なんだなーと改めて感じます。

いただくお金に見合うように努力することが大切で、値下げや安売りして喜んでもらう方式は、「努力しません」と言うことと同じなのではないかと感じることも。

私が感じたことを一言でいうならば

例外は当然ありますし、日本の強みや良いところを理解した上で、リアルに感じた内容は

「若者の生きることへの真剣さが日本とアメリカでは全然違う」

「自分の頭で考えて行動する。意思決定する。新しい価値を生み出すハングリー精神の差が大きい」

「お金の価値観と哲学の有無」

「平和は良いこと。でも日本は平和すぎる。国際社会との温度差が大き過ぎではないか」

ということです。

私個人的には10代の終わりから外資系企業出身の経営者や上司とのご縁により、why?を突き詰めて考え、リスクを取っていく姿勢と自分で決断し行動していく重要性をしつこいまでにご指導頂いてきましたが、アメリカ社会に5日間触れただけで、緊張感と底の深さをより実感し、愕然とする気持ちになりました。

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このままではヤバイですね。

本当に。

How toのアップデートをここ数ヶ月ずっと続けてきていますが、もっと強力に必要だと感じています。

考えはまだまとまりきっていませんが、やれることは自分を信じて全部やり切ろうと思います。

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THE KOKONOE代表 水谷 翔

THE KOKONOE代表水谷 翔

医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。

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